企業に就職して働くことは、社会的に一定の立場を獲得することや、仕事に対する責任を持って報酬をもらって働くこと、職場での新たな人間関係が生じることなど、人生に色々な側面の意味が生じます。
そんな場所で、ゲイで少数派であることの窮屈さを感じることなく働くことが可能な職場であれば、もっと働きやすい環境になります。
就職するために求人情報を探すときの要素として、ゲイなどのセクシャルマイノリティを積極的に採用しているところに絞り込むという方法も選択肢の1つとなります。
2016年の6月に、ある任意団体が、企業のセクシャルマイノリティに対しての取り組みが充分であるかを評価する指標を策定し、公開しています。
この指標は、セクシャルマイノリティの働きやすさを、企業の中で、セクシャルマイノリティに対してどんな方針を立てているかや、セクシャルマイノリティに対する理解を促進させるような知識を提供しているか、セクシャルマイノリティとセクシャルマジョリティを交えたコミュニティづくりが行われているか、社会に対してセクシャルマイノリティが理解を深められるような社会貢献活動を行っているか、家族やパートナーに対して人事制度が適用されているかどうかなどで、その企業が評価されることになります。
こういった指標が公開されるなど、ゲイなどのセクシャルマイノリティを積極的に求人する活動や、活動に取り組む企業に対する注目が集められています。