マスターあらやだ

『アタクシはお邪魔だから向こうに行っておこうかしらー。フフフッ』

謙吾アイコン笑い小

『悪いな、マスター。』

マスター笑顔大

『ごゆっくりー』

謙吾アイコン笑い小

『いやー、遅れてしまってごめんー。』

一輝アイコン笑い小

『いえいえ、マスターと仲良くなれたので全然大丈夫です。』

謙吾アイコン笑い小

『おー、それなら良かったよ。
マスター、面白い人だろう?』

一輝アイコン笑い小

『はい、下世話な話が多かったですけど。笑』

謙吾アイコン笑い大

『ガハハ、、』

爽やかな笑顔、キラリと光る白い歯、
普段からしっかりトレーニングをしていることが分かる逞しい胸板。

一週間ぶりに会う謙吾さんは、、やっぱり眩しかった。

謙吾アイコン真顔

『あれから1週間何か変わったことはあるかい?』

一輝アイコン真顔

『いやー、特に何もないんですけど、、、
あ、さっきマスターからなりたい自分になればいいって言われたんですけど。
そういうのって何もないなぁって、、、』

謙吾アイコン真顔

『確かに、いきなり言われてもわからないかもな。
俺自身も最初はそうだったよ。だから最初はがむしゃらに何でもやっていたなぁ。』

一輝アイコン疑問符1

『例えば、どんなことを?』

謙吾アイコン真顔

『今の仕事をやるまでにとりあえず、生活をしないといけないから工事現場の仕事をして、
そこから、色々な職種に就いてみたよ。もちろん一輝君と同じスポーツトレーナーもしていたさ。笑』

一輝アイコン真顔

『へー、謙吾さんもトレーナー時代があったんですね。』

謙吾アイコン笑い小

『ゲイバーで仕事を体験させてもらったこともあるよ。』

一輝アイコン笑い小

『えー、謙吾さんが?笑』

謙吾アイコン笑い小

『1週間限定だったけどな。』

一輝アイコン笑い大

『謙吾さんがホゲてる姿似合わなさそー笑、
トレーナーはどれくらいやってたんですか?』

謙吾アイコン真顔

『1年くらいかな。
その他にも色々やって、自分に向いていることってなんだろうってずっと思っていたんだ。』

一輝アイコン笑い小

『今の僕みたいに迷走してますね。笑』

謙吾アイコン真顔

『で、とてもしんどい時期が来たんだ。自暴自棄になってさ、
その時にぜーんぶ仕事を辞めて、取得した資格も破棄して、2ヶ月くらい旅に出たんだ。』

一輝アイコン驚き小

『えー、なんかもったいないなぁ。』

謙吾アイコン真顔

『そう思うよな。今思うと、ある程度人生には引き算をする時期が来るのかもなぁ。』

一輝アイコン真顔

『引き算、、、』

謙吾アイコンウインク

『今はまだ解らないかもしれないけど、そのうち気付くさ。』

一輝アイコン驚き小

『でも今までやってきたことを捨てるって、勇気がいりませんか?』

謙吾アイコン笑い小

『うん、めちゃくちゃ悩んだ。
俺が今までやってきたことって意味なかったのか?とかね。
でもそこから勇気を出して引き算して、残ったものが自分の軸になるんだろうね。だからまずは色々なことに挑戦したらいいさ。』

謙吾さんはそう言って優しく微笑んでくれた。

MISSION3画像-1

今まであんまり人生のことって考えたことが無かった。

いや、考えようと思ったけど

何をしたら良いかも解らなかったし、

目の前の楽しいこと

お酒、仲間と遊ぶ楽しい時間、一夜限りのセックス、、

それだけでは決して満たされないのだけど、

そういうことで逃げてしまうこともあった。

謙吾アイコン真顔

『一輝君はこれから変わろうとしていく中で、きっと様々な壁にぶつかると思うんだ。』

一輝アイコン真顔

『壁……ですか?』

謙吾アイコン真顔

『面白いことにちょうどタイミングを図ったかのように、
変わろうとする一輝君にわざと邪魔をして、成長する機会を奪う人や、物事が起こるんだ。』

一輝アイコン驚き小

『そんなこと分かるんですか?』

謙吾アイコン真顔

『俺自身もあったし、俺のビジネスの師匠や、周りの仲間達もそんなことがあったって聞くからなぁ。
でも、自分がどうなりたいかっていう軸をしっかり持っていれば大丈夫さ。』

一輝アイコン困り大

『まだ経験したことがないからなんとも言えないなぁ…。』

謙吾アイコン笑い小

『いつか解るときがくるさ。
おっと、もうこんな時間か。そろそろ帰ろうか。』

一輝アイコン真顔

(あ、もうこんな時間なんだ。時間が立つのは早いなぁ。)

マスター笑顔大

『あら謙吾、一輝君が寂しそうにしてるわよー』

一輝アイコン困り大

『そっ、そんなことないですよー』

マスターあらやだ

『顔に書いてあるわよ。』

一輝アイコン笑い大

『もーっ!!』

マスターウインク

『ま、一輝君もまた一人でも気軽にいらっしゃい。』

一輝アイコン笑い大

『はーい!』

MISSION3画像-2

帰り道は駅まで謙吾さんと一緒だったんだ。

残念なことにしっかり健全な関係さ(笑)

でも謙吾さんやマスターのような年上の人に話を聞くことが出来て、今日は幸せだったなぁ。

MISSION4へつづく!

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レベル

『何をしたいかわからないときはとりあえずやってみる』

お待ちかねの「教えてマスター」の時間よ☆

あなたは何をしたいかよくわからないってことがないかしら?

それはきっとあなたの心のアンテナが疲弊してしまっているのね。

こういう時は、まず毎日ワクワクしながら生活している人に会ってみるといいわ!

そんな人が周りにいないかよーく観察してみて?

そして、一緒にいたり、話をすることで

今回の一輝君のようにきっと様々なヒントが得られるはず!

そのヒントを参考にしながら、色々行動してみるといいわよ。

え?そんな人がいない場合は?ですって?

そんなあなたはワタシがお相手してあげるわー!!