日本のオフィスと欧米企業のオフィスは対照的です。前者では「普通」である事が厳格に求められます。反対に後者では「個性的」である事が強く求められます。共に有能な社員が優遇される、という共通点はありますが、国内の一般的なオフィスでは常に「普通であるべき、それ以外の人材は不要」とする向きが強いです。
元々日本の国民の間では「皆と同じ価値観を共有するべき」という同調圧力が極めて強いです。そのため、ゲイやレズやバイ等のセクシャルマイノリティーの社員は、職場で冷遇されます。本来であれば、個人の恋愛観が、出世や人事異動に悪影響を与えるのはいけない事です。国際的に見れば立派なハラスメントです。
しかし、日本人の間ではセクシャルマイノリティーは「普通ではない存在」とされ、むしろ社会的に冷遇しても良い、という危険な暗黙のルールがある程です。
実際に職場でゲイである事をカミングアウトした事がきっかけで、社内で冷遇され、転職を迫られた男性は少なくありません。
ただ、日本の一般的なオフィスで働く事だけが人生ではありません。それこそ個人のアイデンティティを傷つける職場からは、速やかに転職し、ゲイでも活き活きと活躍出来る、別の業界に転身した方が、賢明です。
今ではゲイの方々を対象とした求人情報も多数、あります。以前だとあまり公に公開される事がなかったセクシャルマイノリティーを対象とした転職情報ですが、今ではスマートフォンやパソコンで気軽にチェック出来ます。