ゲイなどのセクシャルマイノリティの方が転職を希望する場合は、セクシャルマジョリティの方にはない転職を希望する理由があります。
例えばゲイなどのセクシャルマイノリティの方に対する理解が得られない職場で不快な目に遭ったり、カミングアウトをしたとたんに同僚の態度が変化して仕事が進めにくくなってしまったりといった会社の人間関係の不和が原因になっている場合があります。
また、セクシュアリティをカミングアウトして働きたいといった理由や、自分らしいヘアスタイルや服装で働きたいといった理由である場合もあります。
ゲイなどのセクシャルマイノリティに対してフレンドリーな求人会社であれば、こういった理由を充分に理解を示してくれる可能性があります。
セクシャルマイノリティの方たちの中でもセクシュアリティにより抱えている悩みも異なります。
新卒で就職活動を行うときにセクシャルマイノリティ専門のエージェントを利用して求人会社を探す方はトランスジェンダーの方の割合が多い反面、転職するときにセクシャルマイノリティ専門のエージェントを利用する方はゲイ、レズビアンの方が占める割合が多くなってきます。
就職活動だけのことを考えると、セクシャルマイノリティの方の中でもトランスジェンダーの方はカミングアウトをする必要がある一方で、ゲイや、レズビアンの方は必ずしもカミングアウトをしなくても就職活動は可能です。
実際にカミングアウトしない状態で働いてみると、職場でセクシャリティに関する悩みを持つようになり、セクシャルマイノリティの方に理解がある職場に転職したいと考える方が増えるという訳です。