ゲイであるという人に何の罪もないのですが、円満な職場環境を築き上げる上でも遠慮してしまう人がいるというのもまた事実です。
だからと言って求人票にそのようなことを書くと差別につながってしまうので一切記載はされていませんが、ゲイを受け入れてくれるかどうかというのはその職場においてリーダー的存在になる人の手に委ねられています。
一般的な傾向としては、ゲイというのは女性からは人気がありますが男性からは懸念されがちです。
男性を異性として見るゲイに対して女性は敵対する必要がなくなりますし、むしろ親近感を感じやすくなってしまうからです。
営業は販売などを行う人が少しオネエっぽい口調になると売りやすいというのはこのためです。
しかし男性からすれば自分を異性として見てくる男性を気軽に同性と同じ扱いで接してもいいのかと悩んでしまう傾向にあります。
同じ職場においてどう接しても良いのか分からないというのはあまり良い状態ではありません。
こういったことから考えても、接客を行う職種であったり、リーダー的立場の人が女性であれば採用率もそれほど低くはないのですが、男性が多い職場ではあまり採用してもらえない傾向にあります。
この現状をゲイである本人も理解していることから、面接時には打ち明けることができず自分を偽って採用面接に挑むという人も珍しくはありません。
しかし実際に採用をもらってしまうと、職場のトイレや更衣室に困るというケースもあります。